自分の周りを見回してみると、なんと独身の先生が多いことか。
それも女性が。
最初はてっきり家庭を持っているとばかり思っていた人が、実は独身だった、というパターンを次から次へと聞くわ聞くわで、びっくりしました。
お話をしていても、特に結婚に問題があるような人たちとは思えません。だから、きっと教師という職業に問題があるのか、学校という職場に問題があるかのどちらかなのです。
ことわりをいれておきますと、これは小学校での話です。中学校や高校では少し違うのかもしれません。
ちなみに私の周りには独身男性教師は、若手以外にはいません。つまり、男性にとっては、職業としても職場としても結婚に関して言うならば、問題はさほどないと考えられるのです。
では、女性教師にとって小学校にある障壁とはいったいなんだろうかということを余計なお世話を百も承知で考えてみます。
まず、男性教師が圧倒的に少ないということが挙げられます。男性教師の多くの伴侶が女性教師であるのは自他ともに認めるところであるから、男性教師を増やせば今の状態は多少は緩和されると思われます。
しかし、なぜこんなに男性小学校教師が少ないのでしょう?男性が小学校教師を志望しないわけでも、意図的に採用試験から振り落とされているわけでもありません。
ただ、教員採用試験はバカみたいに公平なのです。そう、バカみたいに。
22〜23歳の男女を筆記と面接で試験したら、女性の方がはるかに優秀なのです。それはあらゆる職業の採用担当の方が実感しているはずです。筆記だけならともかく、面接でその差はてき面に出ます。なぜだかは知りませんが、そうなってしまうのです。
しかし、企業ならば、それを考慮して男性を採ります。現時点での能力よりも、これからの伸びしろに期待をするからです。実際、男性は4、5年もすると女性に追いつきます。(まあ、これは私の勝手な意見ですが。)
しかし、公的な教員採用試験では、すべてが公平です。男性の成長の遅さは考慮されないのです。潜在能力ではなく、現在能力で測られるのです。
その結果、必要十分な数の男女が試験を受ければ、女性ばかりが採用され、小学校現場は女性教師ばかりということになります。
中学校や高校の先生方、いかがでしょう?
同じ現象が起こってますか?
それとも、そもそも女学生は小学校ほどには中学校や高校を志望しないため、バランスが取れているのでしょうか?
次に、結婚する必要がない、ということを考えてみます。
確かに、給料は男性と全く同じです。しかも、公務員ですから出世してもしなくても、給料は上がっていきます。一生一担任でありつづければ、責任は重くならずに、ただ給料だけが900万くらいまで上がり続けるわけです。
これは魅力でしょう。
働く世の女性たちがキャリアを手に入れようと必死で責任をどんどん背負って出世しようとしているのに比べれば、かなり恵まれていると言えるかもしれません。が、これは教師にかぎらず、公務員全般に言えることです。
しかし、役職が変わらないということは責任も変わりませんが、子どもと一緒に走ったり跳んだりしなければならないこともまた、変わりません。すべてがすべて、楽なわけではありません。
ともあれ、経済的にそして、生活パターンとして、小学校教師は女性一人で生きて行くのにまったく支障がなく、とかく現実的な女性が将来を見越しても、安心して身を投じられる仕事なのでしょう。
また、同じような境遇の独身の同僚がたくさんいれば(実際にたくさんいるのです)、話し相手にも旅行のつれにも困りません。
では、最後に「結婚できない」「結婚したくない」ということについて考えてみます。
もし、女性小学校教師が「結婚できない」のだとしたら、先に述べた通り、職場の男性が少なすぎるのはもちろんですが、「待ち」や「受け」のタイプが多いのではと考えられます。
彼女たちは幼少の頃より、待ち受ける能力は高いのでしょう。どんな変な教師が担任になろうと、どんな奇天烈な友人がいようと、その環境を受け入れて、けれど流されず、その中でそこそこうまくやってきたからこそ、教員免許を取得し、採用試験にも受かり、今、教師なわけです。
待ち受けて、その中でうまくはやれるのです。その中で。
しかし、その外に向かって動き出す能力には欠けているのではないでしょうか?
中の環境が整わない場合、待ち受けるだけではどうにもなりません。学校現場に適齢期の男性教師がいなかったら、そこまでなのでしょう。
では、「結婚したくない」としたら、その理由は何か?
それはきっと、子どもの嫌な部分や家庭の嫌な部分を見すぎたのです。家庭を持つことに対する夢がなくなってしまったに違いありません。
長々と書きましたが、まずもって、男性教師の採用を増やしましょう。たとえ、男子学生が女子学生に比べて見劣りしたとしても、それは長い教師生活でのわずか4、5年のことなのです。
教師が結婚もせず、子どもがいないと何か問題が起こったときに親たちから言われて一番辛いことは、
「先生は子どもがいないから、わからないんですよ」
という一言です。
若ければまだ甘んじて受けることができます。しかし歳を取るに連れ、いくら受け入れる能力の高い教師でも、受け入れ難くなってくるでしょう。
もちろん、親たちからしてみても、教師が若さ溢れる時期を過ぎれば、担任が家庭では「親」であってほしいと思うのは納得できる話です。
もちろん、名教師として名を残した人に独身が多いのも確かですが、女性教師には名教師になるよりも、幸せな家庭を望む人が多いような気がします。
つまり、男性教師を増やすことが女性教師にとっても幸いなことであり、彼女たちの親としての成長は、そのまま教師の成長となり、日本の教育力の成長となるのです。
世の男性の皆さん、いくらあなたが少々変わっていようと、女性教師の受け入れ能力はかなり高いです。
結婚相手として、一考ください。
>教師が結婚もせず、子どもがいないと何か問題が起こったときに親たちから言われて一番>辛いことは、
返信削除>「先生は子どもがいないから、わからないんですよ」
>という一言です。
既婚・子どもなしの中学女教師がレスしてみる。
そんなこと言う親に遭遇したことがない。
一定以上の年齢になって子どもがいないと、身体的になにかあるのかも知れないとか、
まともな大人なら配慮してくれてるのかも知れない。
今後もしいたとしても、こちらはちゃーんと反論を用意している。
「教師になってから、数千人単位で、いろんなタイプの中学生に毎日接してきています」
これに反論できる親がいたら、よほど変な人なので、スルースキル発動予定!
このセリフは、新任やいかにも若い教員が言われるのです。
返信削除一定以上の年齢になると言われません。
コメントありがとうございます。
返信削除なるほど、若い先生ほど言われるのですね。思えば私は遠回りをしたので、若くない新任でしたが、それでも新任のときに言われたのかもしれません。
どうしようもないことをスルーするスキル。
すばらしい。しかし、スルーするにもどこかで気にしてしまって、いじいじする自分がどこかにいるのです。大人にならねば。
教職になる男も一般企業に勤める男も、女教師(特に小中学校)に抵抗があるんじゃないですか?
返信削除自身の経験から、
女教師=ギスギスした口煩いヒステリーオバサン
みたいなイメージ。どんなに若くても優秀で綺麗でも(綺麗な女教師ってまず居ないけど)
あのキツさに耐えられない。 自分が子供の時にそう扱われたから、女教師に対してそういうイメージが拭えない。
知り合いで24~5歳くらいの女教師と結婚した会社員の男性がいるけど、真面目で融通が利かなくてヒステリー起こして辛いって言ってたな。
最初は真面目で純朴そうだから良かったけど、毎日はキツいって。
コメントありがとうございます。
返信削除きれいな人も、かわいい人もいるんですけどね、周りには。
ただ、子ども時代にキツくて口煩くて・・・というイメージがある場合にはどうしても先入観が抜けないというのも分かる気がします。真面目で融通が利かない、というのもあてはまる人はいます。でも、そんな人ばかりではないですよ。
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返信削除中3の私ですが、こんな裏面があるとは…ww
返信削除私の担任がまさに30(代)の独身女性なのでなんか哀れな目でみちゃうw
それだけでもないと思います。昨年度まで勤務していた学校の国語科の女教師はTTと称して、二人で授業をしないでいました。なんとなく楽しているのが周りにも伝わっていました。あれでは皆が引いてしまいます。それなのに偉そうなことを言っているをみると人間性が欠けているのかなと思いました。今年5年目になる教師でしたが、外の世界を知らないので、周りに迷惑をかけていることに気づかないのかなと思います。人間性を磨かないと結婚までたどり着けないのではないでしょうか。
返信削除その通りですね!!中学校教諭です。
返信削除うなづきながら見せていただきました。出会いも限られ、休みもない。土日も休みと言えど、学校にいる方が良いと思われてるんだろうな、と感じ家でも休めず。人生の選択を誤ってしまったのかとまで思ったり。独身ばかりに振られる部活顧問と担任、主任。先が見えなすぎて、転職を考えています。
出会いは、できるだけ自然がいいな、と思っていましたが、もう少し、外に出て行くことをしても良いですよね。積極的に。 あや
コメント遅くてすみません。ありがとうございました。
返信削除この記事を書いてから5年くらい経つんですが、やはり独身の方は多いですね。今の職場は男性教師もかなり多いのですが、なぜか、独身は女性の方が多いのです。まず、休日に学校に来なくても済むようになんとかしたいですね。
ちなみにバツイチ女性教師も非常に多いです
返信削除それも旦那と子供に逃げられたというとても悲しいバツイチが・・・
自分が当人から聞いた一番悲惨なのは2度の結婚で2人とも超ドメスティックバイオ
レンス旦那で頻繁に抱えられて投げ飛ばされたという話です
その男も教員だそうです
離婚協議中妊娠していたそうですが旦那が妊婦のお腹をキックして攻撃してきたそ
うです「お腹の子供なんかいらねーんだよ!認知なんかしねーぞ!」と叫びなが
ら・・・この男も教員です
とにかく女も男の教師もわがままなやつばっかり。社会を知らなすぎる。優秀な教師は真面目過ぎて疲れて鬱病になってしまう。残った教師は自分第一主義で固定観念のかたまりである。そして教師のくせに言葉で返さずすぐ手を出す教師がおおいことと。特に社会そして一番のがんは体育のバカ教師。問題教師の多いこと、ふえふいてりゃいいんだからあんなの全部首にしてふえふくの老人がやればいいの。本題に入ると、やはりプライドが高いし絶対まちがえられないというプレッシャーに抑圧され時間が過ぎて適齢期を逃すのではないか。価値観と趣味があい、その先に生命の最も尊いことをしないで寿命が終わる事ほど生命として生まれてきたい意味がないと思う。ちなみにわたしはどの担任になってもこんな子見たことないといわれつづけ、精神病院7回入院した。そこで夜寝る前にいろんな階層年齢性別の人間と論議した。結論から言うと屈辱を味あわずストレートにがっこう
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